徒然なるままに
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時事

米中貿易戦争に思う

昨年は通商摩擦という言葉が使われていましたが、対立激化でもう戦争状態です。

世界貿易は自由で開かれたものにする、関税を下げて統一的な市場をつくろうということで長年努力が続けられてきたのに、こんな風に世界の二大国が関税引き上げで応酬し合うことになるとは。保護主義は第二次世界大戦を引き起こす素地になった反省から、小さな摩擦はあっても、二度と後戻りしない・させないというのは国際的な不文律になっていると思っていましたが、こんなに簡単に覆されてしまうのですね、一国のリーダーがとった自国第一主義の行動で。

結局は、これまで大国を自認していた米国と急速に台頭した中国の間の世界の覇権をめぐる争いが根っこにあります。

他国経済への影響も現れ、日本は景気動向指数の基調判断が6年ぶりに「悪化」となりました。このまま10月の消費増税に入ったらデフレに戻らないか心配。金融政策はもう打つ手がないでしょう。

トランプ大統領は第三弾の関税引き上げを発表する直前まで合意が近いようなコメントをしていて、市場も上がり調子だったですが、一転大幅下落になりました。

米国も中国も自国経済への悪影響は避けられなくても、メンツをかけて相手が譲歩するまで態度を硬化させつづけます。米国の第三弾の関税引き上げに対し、中国は報復関税を発表、これに対し米国はさらに第四弾を発表….。自国を含め世界経済への悪影響が無視できないところまで進んでから、歩み寄るのでしょうか。他国は超大国の仲裁には入れないでしょう。

この対立が、世界的な経済危機への引き金になる可能性を心配します。昨年後半より、不穏な空気が強まり、世界的な景気後退へ転換するのではという指摘が各方面からされていました。きっかけになるのは中国発の債務危機か、何なのか、という声がありましたが、この戦争がそうなる可能が現実味を持ってきました。

世界の大国の1位と2位のメンツ争いが、リーマン危機以来の大規模な経済危機を引き起こすのでしょうか。我々の住んでいるこの今の世界って、そんなに分別の無い世界だったのでしょうか?全く大人げない。

トランプが大統領に選出されたこと自体が驚きで、大統領になった後の言動も収まることなく無茶苦茶です。ロシア疑惑などもあったにせよ、トランプを選んだ米国民ってどうなってるんだろう。それでトランプが言い放っているように次期大統領に再選されるとしたら、中国に劣らず米国も、世界でもっとも警戒すべき国家じゃないの。

現実は私たちの意識がつくりあげているとしたら、対話と協調で平和な世界に、地球が1つになっていく流れは、変わることはないと思います。では、逆行するこの両国の事態は、何ゆえ現れてきたのか、何を教えてくれているのか。世界に残るネガティブな残滓が形をとって、断末魔を演じているのでしょうか。

では、また明日。