徒然なるままに
My Natural Garden & Cafe
時事

日本の投信市場はこれからが本番

日本の投信市場が正常化したため、外資の大手投信会社が参入を始めたという日経新聞の記事です。外資の参入で競争が進み、本来の家計の資産運用にふさわしい投信市場が出来てくると思われます。

www.nikkei.com


金融庁は、国民が老後に必要な資産を作るのに、安心して投資に入れるよう、金融機関に顧客本位の営業を厳しく求めてきた結果、投信の回転売買は減りました。

証券会社は顧客の平均投信保有期間を伸ばすため、それまで当たり前に行っていた短期での投信の乗り換えを推奨するのを止めるようになりました。

以前は、お客が次々と買い替えてくれれば販売手数料が入るので盛んに勧めていました。新しいテーマの投信が数ヶ月おきに設定され市場に投入されていましたが、すっかり少なくなり、証券会社の収益源の1つだった投信販売は低調になりました。

ここで、海外の大手運用会社が日本市場に入ってきて、日本の資産運用会社や証券会社は本格的な競争にさらされることになります。

日本の資産運用市場は今後も成長する余地が大きいと見て、個人マネーの獲得に入って来る外資と、一方、国内勢はこれまでのように儲からないという空気で引き気味になっているのが、対照的でちょっと面白い感じがします。

いずれにせよ顧客の人生設計に本当に資する商品を販売し、顧客の信頼を得て長期に亘って取引をしてもらうという考えへ転換が一層すすむでしょう。


IFA(独立系金融アドバイザー)の存在も高まってきており、大手の証券会社の優位性が急速に薄れてきていきます。ネットで個人が各社のサービスを比較して、ユーザー目線で情報発信するようになったことが影響していると思うのですが、真に価値あるサービスを提供できているところが顧客を集め、収益を伸ばすという状況がここ数年強まっています。

独立金融アドバイザーが業界団体設立 IFAを利用するメリット 中立性 ー 顧客目線でのアドバイスが期待できる 独立系金融アドバイザー(IFA:Independ...

規模の大きさは、もう殆ど関係ない感じです。例えばネット証券のSBI証券が大手に迫る躍進を見せているのはまさにこの流れを体現しています。スマホを使った取引は普通になり、実店舗の重要性は相対的に低下しています。資本よりもアイデアが重要になっている点がここでも見られます。

金融庁による環境整備が進んだところに、情報拡散のスピードが増し、良いものは支持され、そうでないものは淘汰という選別が進みます。長期保有を前提にし本来の資産運用で経験を築いてきた外資大手の参入で、業界の勢力図も変わっていくでしょう。

会社勤めをしていると、その会社の掟とか慣習とか、つまらない不文律みたいなものがあって、窮屈な思いをすることがありますが、会社が本格的な競争環境におかれれば、社内のそうしたことは消滅していくでしょう。社会に対しどれだけ価値あるサービスを提供できるか、そこにフォーカスして行動するようになり、つまらないことに構っていられなくなります。


令和は個人に焦点があたる時代。個人が情報発信力を持って行動し、その結果社会のあり様が個人を尊重するよう変化を遂げていく時代だと思います。

資本よりアイデアで食べていける時代、
個人の好きを追求しやすい時代、です。

競争大歓迎。アイデアは個人から生まれます。AIなど新しい技術を使って個々人の幸福度を高める革新的なサービスが生み出す人が現れてくるでしょう。勇気をもって挑戦する人に繁栄がもたらされるでしょう。

真面目で枠に収まりたがる日本人のメンタリティも変わっていくと思います。


では、また明日。