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経済

米株式市場の動向 −金融危機は近いのか

・米国株式市場は危うさを孕んで上昇しています。

・世界的な金融危機に発展する可能性も視野に入れて注視する必要ありです。

米国景気後退への序章

逆イールドと株価の動き

現在の株式相場は金利引き下げにより上昇を続けていますが、反転が近いのではないかという警告の日経新聞の記事です。

r.nikkei.com

景気後退のサインと言われる長短金利の逆転が続いており、過去を踏襲するなら逆イールド発生後、景気は悪化、株価は大幅下落に向かいます。スイスの大手投資銀行UBSの分析では逆イールド発生後も、株価は下落に転じる前まで上昇を続けると指摘しています。今の上昇過程も崩落前の助走なのか。

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昨年あたりから、日本株より堅調な米国の景気と株式相場を見て、日本国内の個人投資家の間でも米国株が人気を集めるようになり、証券会社も取り扱いに力を入れてきました。米国株を保有している日本人個人投資家も多いと思います。

世界の中でも米国だけが比較的経済が堅調でしたが、今年に入ってから景気後退の指標が見られるようになり、FRB(米連邦準備理事会)は昨年までは金利引き上げの姿勢を保っていましたが、最近になって予防的に引き下げへと転換しました。

脆弱な支えが作り出す相場上昇

経済の実態と株式相場の動きが乖離して、不穏な状態であることは各方面から指摘されるようになってきているにも関わらず、米国株市場の高値更新は進行しています。

株高を支えるのは、”金融相場”と言われるようにFRBによる金利引き下げが確実視されているため。市場参加者の期待だけで買いが進んでいるように見えます。まだ上がる余地があると多くの者が思っているため、売りより買いが上回ってジリジリと上昇が続きます。

市場が上がる気配を見せている間は少しでも利益を得ようとする市場参加者はゲームから降りようとしません。不用心な貪欲さが作り出しているように感じます。実態に裏付けられない期待だけが支えの相場は、一旦何かのきっかけで下げに転じると参加者は夢から醒めたように売りに走り、相場は転がり落ちます。

減速する中国経済

米中貿易戦争が重石に

中国経済の変調を伝える報道もトーンが強くなってきています、

www.nikkei.com

 中国の経済成長率(四半期ベース)がリーマン危機直後の水準を下回り、1992年以来最低の6.2%に低下しました。国内景気減速に加え米中貿易戦争の影響が現れています。

世界的な経済危機へ発展するか

2015年に中国株が暴落するチャイナショックがあり、世界の市場が大きく動揺したことがありました。中国で起きたイベントが米国株暴落の引き金となる可能性は考えられます。そうなれば景気判断が”悪化”している日本市場にも影響が及びます。

過去10年位の間隔で世界的な経済危機が発生してきました。

・1987年 ブラックマンデー

・1997年 アジア通貨危機

・2008年 リーマンショック

今年2019年に危機が再来すると予想する声も聞きます。世界的な大不況が来ると言う世界的に有名な投資家もいます。状況は符号しているように見えます。

株式運用する個人投資家にとって

手持ちの株は整理に動いた方が安全だと思います。大きなショックが仮に起きないとしても遠くない先、株価は下落のトレンドに入る可能性は高いと思います。下がったところで買い直せれるように、大きな波を乗りこなす感じで対応したいですね。

それでは、また。