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働き方

新卒採用の方法が多様化 - ”自分の人生は自分の手で構築する”が当たり前に

経団連と大学側が新卒一括採用をやめ通年採用を推進していくことで合意しました。これまでの横並びのスケジュールによる就活活動は来春卒業の大学生・院生で最後になります。次年度からは国が定めるとなっており、国はこれまでのやり方を踏襲する方針ですが、通年採用に向け従来のやり方は姿を変えていきます。

採用する企業側は、職種別に採用するなど、専門性を重視した姿勢が広がっています。職種別採用により有能な人材を獲得したい企業の意図があります。

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政府は現行の65歳定年からさらに70歳までの雇用努力を企業に要請していますが、一方日本を代表する企業トップ達は、終身雇用などもう有り得ないとあからさまに言明しています。また年功序列は既に消滅しています。多くの企業で管理職ポストに就かなければ収入が増えない賃金体系へと変わっており、年齢とともに給与が上がって行くことはありません。

なんとなく総合職(ジェネラリスト)として大企業に就職しても、勤続年数が増えても待遇が良くなる可能性は低いと言ってよいでしょう。運よく配属先の仕事と自分の適性があっていれば、昇格昇給に結びつくでしょうが、そうでなければ人生を無駄にする危険は高まります。辛抱して合わない仕事に耐えても、何の見返りも得られないのです。いいように使われて不満足な処遇に甘んじてやりくりしていかなければならなくなります。

会社の人材育成方法も社内での人事ローテーションを通じて仕事を覚えさせるというのは、高度成長期の過去のものです。経済のパイが拡大しそれに乗って会社が大きくなっていくときは社内のことに通じていればよかったですが、今は社内のことより社外でも通じる専門性をもっていることの方がはるかに重要です。企業の採用姿勢もそうした専門性を備えた人材を求めるように変わってきています。自分で選び取った分野で専門性を培い成果を出す、成果に応じてキャリアも開かれるということが普通になります。

これまでの日本的雇用慣行は希薄になり、欧米型のように職務内容に応じて給与が決まる仕組みに近づくでしょう。

従業員の意識も今働いている会社への帰属意識は薄れ、自分の専門性をもって同業他社や異業種に移ることを、自然なことと考えるようになるでしょう。

一生1つの会社で働き続けるというのは、大学卒業後65又は70歳迄働くとしたら、先ずありえない話でしょう。会社が今の事業を何十年か先はやっていない可能性も低くありません。社会の変化に合わせ自分の専門性を発展させ、自分で生きていく道筋を作っていくという意識はごく当たり前になります。


大手企業も5年先どうなるか分からないような状態です。どんな変化の波を被るか分からないのです。存続するためには変わって行かなければいけない事だけがはっきりしているという状態で、社員のことを手厚く守るようなことは有りません。中高年社員は組織を離れても一人でも稼ぐ力を持っていないと厳しい状況が待っているでしょう。就職して会社に身は置いても、自分の人生は自分の力で築いていくことです。

大変に聞こえるかもしれません。しかし、一旦覚悟が出来れば、面白い人生だと思います。空気を読み過ぎて消耗する必要などありません。狭い枠に収まらなくて良いのです。自分の人生を思うように設計して試してみる。若ければチャンスは何度もあるのですから。

 
では、また明日。