徒然なるままに
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分子が奏でる音楽

昨日、ある小さな講演会があって分子が作り出す音楽を聞く機会がありました。

分子が作る音楽?

何それ?という感じですが、分子とは身体の中の分子で、非常に僅かな範囲で振動を続けておりこの振動を音に変換したもの。

音にしてみようという研究者の発想が面白いですし、最初は雑音のようなものが聞こえるのではと思ったそうです。ところが、独特のメロディーが聞こえる。それは音楽としか呼ぶほかないものだった…。

実際にPCに入った音源で聞かせてもらったのですが、確かに何者かによって創られたと呼べるような”音楽”でした。ポップスとかクラシックとかいう既存のジャンルでなく、強いて挙げれば、変性意識に導くような(ヘミシンク関連で使われそうなと言った方が良いでしょうか)、律動する音の連鎖、又は反復しながら駆け上がっていく音の連鎖という感じでした。

(ヘミシンクについては:モンロー研究所とヘミシンク | Aquavision Academy アクアヴィジョン・アカデミー)

そのメロディーは決して同じフレーズが繰り返されることなく続き、しかしその中に固有の特徴があり、何の分子の音楽か特定できるのだそうです。

講演会では簡単な紹介だけでしたが、後でネットで調べて見たら、CD付きの書籍にもなっていました。

目には見えないものを耳によって把握する「可聴化」(ソニフィケーション)という新しい科学の最前線。

私たちの身体は、自然のなかの多くのものと同じように分子でできている。そして、それら分子は1000兆分の1秒(フェムト秒)、距離にして10億分の1メートル(ナノメートル)という非常に小さな単位で振動を続けている。
理化学研究所の膨大な分子動力学計算データから誕生した分子の“音楽”。血液型、アポトーシスのタンパク質Ras/Raf、アラニン、アスパラギン酸、ビタミンB1、セロトニン、アドレナリン、アンプラーグ、糖、オキシトシン。私たちの身体のなかで重要な役割を果たしている物質の“歌声”を紹介。

分子の音 身体のなかのシンフォニー

分子の音 身体のなかのシンフォニー

  • 作者:荒井曜,中村振一郎,井出祐昭
  • 出版社/メーカー:毎日新聞社
  • 発売日:2013/07/30
  • メディア:単行本

これを聞いて思ったのは、ある分子の健康な状態と病気になった状態では、奏でる音楽が異なるのではないかということ。

病気の状態では調子っぱずれの音、耳障りな音楽になっているのではということ。

そして、ある病気の原因が特定の分子の異常から引き起こされると分かっているなら、その分子の健康な状態の音楽を録音しておいて、患者さんに聞いてもらう。病んでいた分子は、健康なメロディーに共鳴し再び本来の姿を取り戻さないだろうか。歌を忘れたカナリアに歌を聞かせて思い出してもらうように。

もしも効果があれば、病んだ箇所(細胞)を破壊したり切除したりするのでなく、耳から音楽を聞くだけで健康な状態に戻していくことができるので、すごく良いですよね。手術せずに済む、執刀するお医者さんもいらず、費用もかからず簡単!

音楽療法というのが実際どういうものか知りませんが、分子の音楽で分子レベルでのチューニングが可能なら、未来的な医療になりますよね。

シンギュラリティを唱えるレイ・カーツワイル氏が、将来はマイクロロボットが血液の中を移動して治療するとかいうのを著書で読んだ記憶がありますが、 AIと組み合わさって、分子の音楽(振動)から思いもよらない医療技術が生まれてくるかもしれません。

ちょっと、今日は空想して楽しんでみました。

ではこの辺で。また、明日。