徒然なるままに
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働き方

終身雇用ってよいと思う?

昨日の記事で、

「将来を不安に感じず、家計が十分な経済基盤を作れるように、大胆な施策を! 終身雇用のもとで、企業内で熱意なく滞留している社員が、自立し新たな価値を生み出していけるようにリフレッシュする機会を用意できないか。」

という思いを書きました。

ネットを見ていたら、柳川範之東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授が「40歳定年制」を提唱していました。2013年発売と随分前です。

日本成長戦略 40歳定年制 経済と雇用の心配がなくなる日

日本成長戦略 40歳定年制 経済と雇用の心配がなくなる日

  • 作者:柳川範之
  • 出版社/メーカー:さくら舎
  • 発売日:2013/04/09
  • メディア:単行本(ソフトカバー)

こちらは「40歳定年制」についてのインタビュー記事です。

――現実的にいま働いている人がすべきことは?

柳川 メインの仕事をやめずに、新たなスキルを習得したり、サブの仕事を少しずつつくっていくことです。ひとつのステップとして、『バーチャルカンパニー』をつくってみると良いでしょう。起業が実現できなくても、目指すことにも意義があります。自分の能力や市場性を客観的に評価したり考えたりするきっかけになりますから。もちろん、本業を優先させながらでいい。無理なリスクは負わず、起業を目指す場合はバーチャルカンパニーに見込みが出てきたときに、重点を少しずつ移していけばいい。能力開発については、いままで培った技術や知識を活かすことも大事ですが、そのまま通用すると思わないほうが良いでしょう。1、2年かけて能力開発をしていくぐらいの心構えで、現状の延長線上で新たな仕事に必要な能力を身につけていくのです。

――労働者側だけのアクションや意識変革だけでは実現は難しいのではないですか?

柳川 その通りです。会社側もバーチャルカンパニーのようなアクションをサポートすべきです。社員の副業も積極的に認めるべきです。終身雇用が維持できない以上、社員に外でも生きていける能力を身につけさせることは雇用側の責務です。また、それを支援することは会社にとってもプラスになります。バーチャルカンパニーや、会社の外でも通用するようにと身につけられた知識や能力は、会社での本業にも役立つことが多いはずです。

これからは仕事を掛け持ちする時代。それくらいの発想の転換が必要です。とにかく、何もしないのでは、可能性も生まれません。日本の労働者は優秀です。多くの技能・知識を身につけている方が多い。しかし、その能力が発揮されていない方も多いというのが正直な印象です。とくに中高年の方は、能力を持て余している。もったいないことです。たとえば、5年後に自分の定年がくると考えてみてはいかがでしょう。そこにはまだまだやれる自分がいるはずです。もう一度ポジティブにしっかりした未来像を持って働いてほしいと思います。  (2015年12月22日公開)

gakusya.org

 また、こちらも。10MTV(テンミニッツテレビ)オピニオンという動画のスクリプト。「40歳定年制」とは?『人生三毛作』で考える | 柳川範之 | 10MTVオピニオン

●「40歳定年制」論の真意
少し前になりますが、私は「40歳定年制」という政策プランを提示して、ご批判も含めて、いろいろなご意見を頂きました。これはその当時も今すぐ実現しろという話ではなく、あくまでも中長期的な課題として、働き方をそういう方向に持っていかなければいけないのではないかという意味で申し上げました。

40歳定年制の議論の一番のポイントは、今まで話したような、スキルの陳腐化に対処するための教育機会を、国民全体に与えようということでした。しかし、皆さんに向かって「将来に備えて、教育を受けてください」「スキルアップしてください」と言っても、そして仮にそのための教育機関が存在したとしても、日々忙しく仕事をしている中では、そういうスキルアップの学校に行き、教育機関で受講するのはなかなか難しいことです。そのため、ついつい後回しになってしまうということもあります。そうすると、先ほど申し上げたように、どこかの段階でスキルが陳腐化してしまい、大変なことになります。

そこで、別に40歳ぴったりの時期でなくてもいいのですが、40歳前後で、半ば強制的に研修期間やスキルアップの期間を1年なり2年なり公務員に与えてはどうかと提示したのですが、そこが大きなポイントの一つでした。    (2017年収録)

柳川教授が 「40歳定年制」を提言したのはかなり前で、批判的な意見もあったようですが、2019年現在、自分の特技・趣味をブログやYouTubeで発信して収益化する人たちは珍しく無くなっています。そこから更にメジャーな場に活動範囲を広げていってる人たちもいます。

副業を認めている企業はまだ3割と反応が鈍いですが、先を見越して会社員は覚悟を持って行動すべきです。令和の時代は、自分の好きなことを覚悟を決めて追求する者が繁栄する時代になると思うからです。

では、また明日。