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時事

リブラ規制は暗号資産の普及のための地ならしになる

リブラ規制はグローバル通貨への体制づくり

リブラ実現化へ大きな最初の一歩

リブラへの各国の警戒感は強く、規制下に置くための検討が始まっています。

17、18日にパリで開かれていたG7財務相・中央銀行総裁会議はリブラへの規制対応が早急に必要として検討を進めることで認識が一致、規制づくりの作業が進むことになります。

議長国のフランスは、リブラが「最高水準の規制を満たし、信頼されるものでなければならない」また、各国が「リブラは国家の通貨主権や、国際的な金融政策に影響を与える」とする議長総括を公表しました。

一方、フェイスブックも「各国の規制には従う」と米上院銀行委員会の公聴会でも明言しています。

各国の通貨当局、監督官庁とフェイスブックの双方が、規制の枠組みの中でリブラを管理・運営していく点で合意しています。

リブラの実現化に向けて、まず大事な一歩を踏み出したことになります。

リブラ実現の課題に全員で取り組む 〜 各国の警戒感は安定したインフラ整備に結実

決して各国政府が恐れからリブラを抑え込みにかかったのではありません。リブラの構想発表の中には、取り組まなければならない課題があることは素人でも理解できます。

重要課題として挙がるのが、

・マネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金への悪用防止

・個人情報保護の確保

・裏付け資産のハッキングなどにより流出した場合の対応

リブラが意図した通りに安全に利用されるためには、各国の規制に置かれて懸念される問題が起きないようにする仕組みが必要です。それはファイスブック単独では手に余ること。各国当局が連携した規制づくりはリブラ実現化への重要なステップです。

これはある意味、旧勢力の国家がIT世界から生まれた新興サービスを抑圧するのでなく、受容し既存の体制に取り込もうとしているわけで、誠意ある対応と言えます。

こうしたものが出て来るのは必然であって無視することは出来ない、という認識が根底にあるからでしょう。

最高水準の規制を満たすことを要求し、政府にとって安心なものにする過程は、言い換えると旧体制が新勢力を取り込みながら自身を変容・同化させていくことでもあります。

リブラ規制を通じて、各国当局の連携体制が進み、よりグローバルな体制が整備されます。新しい世界を作るインフラが整うのです。

リブラ実現が意味するもの

その先にあるもの

日本の金融庁は、リブラは「暗号資産(仮想通貨)にあたらない可能性が高い」との見解を持っています。金融庁「仮想通貨でない可能性」 :日本経済新聞 

国内の資金決済法により、暗号通貨は法定通貨でないと定められているのに対し、リブラは法定通貨の裏付けを持っているためです。

リブラは、その意味でプリペイドマネーや電子マネーと原理的には同類。大きな違いはその流通圏。世界で27億人の利用者を持つフェイスブック上で利用されることで、一気に国境を超えグローバルに拡大することです。

銀行口座をもたない途上国の人々への決済手段の提供という大きな目的もあります。

リブラの流通体制が整うと、どこの国家にも属さない暗号通貨普及への後押しになるでしょう。国家の主権の下にあってコントロールされていた各国の通貨から、徐々に一国の主権の手から独立した世界共通の通貨が利用される状況になっていくと思います。

従来の金融政策は変容するでしょう。効力を失うという心配はあるでしょう。しかし、暗号通貨が世界通貨になる頃には、それは大きな障害にならないと思います。

すでにリブラや、おそらくその後出て来るより小規模(例えばアジア圏で流通するなど)の同種のマネーの普及により、各国の金融政策はそうした状況への対応ができているからです。どの位先のことになるか分りませんが。

暗号通貨(仮想通貨)は成長する

なので、長期的に見て暗号資産は”買い”だと思います。相変わらず変動は激しいでしょうが、衰退することは無く成長していくでしょう。若い世代は少しづつ安くなった時に購入して置くと化けるのでないでしょうか。

フェイスブックのリブラを、アップルのiOSと同じと評して、フェイスブックのポジティブな未来を語るアナリストの記事を先日、日経新聞で読みました。フェイスブックの株価はリブラ構想発表から上り基調を維持しています。

iOS(アイオーエス)は、アップルが開発・提供するオペレーティングシステム(組み込みプラットホーム)である。iPhone、iPod、iPod touch、iPad各全モデルに搭載している。iOS (アップル) – Wikipedia )

私は暗号通貨の価値も長期的に相当明るいながら、今はまだ将来の価値が反映されていない状態にあると見ています。

それでは、また。