徒然なるままに
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時事

IFA(独立系金融アドバイザー)が活躍する時代

注目されるようになるIFA

大手証券会社から独立してIFAに

3日前に「独立金融アドバイザーが業界団体設立」というタイトルでUPしましたが、今日の日経新聞の“脱藩金融人がゆく”というシリーズものの記事で、目を引いたのがあったので紹介します。

 www.nikkei.com

最初の1人は、野村証券でCEO(最高経営責任者)表彰を受けるほど優秀だった若手営業マンの堀江さん。「今の野村のやり方はお客様のためになっていない。自分の手で変えたいが、役員になってから変えるのでは遅すぎる」として、野村を辞め自分で資産コンサルティング会社を立ち上げた話。

野村で同じく表彰式で顔なじみだった営業社員の長谷川さんを誘って2人で会社を立ち上げます。長谷川さん同じ問題意識を持っており、「日本の個人向け金融のあり方を変えたい」という思いに共感、設立から1年余りでIFA(独立系金融アドバイザー)として、約50億円の預かり資産を集め、初年度から黒字を達成しています。

立ち上げたコンサルティング会社では、営業スタイルを百八十度変え、ノルマなし、販売手数料に頼らず、場合によっては世代をまたいだ長期的なアドバイスに徹しています。

堀江さんが野村を辞め、会社を設立した最大の理由が、「父のように証券会社にだまされて投資に失敗し、お金で苦労する人を世の中から1人でも減らしたい」。という思いがあったとも。


2人目は、大和証券から独立してIFA会社(フィナンシャルスタンダード社)を設立した福田さん。ちょっと驚いたのは、福田さんは2015年のチャイナショックを機に「運用のプロとして投機や投資のお手伝いをしても信用してもらえない」として、「相場の話」を一切やめたというところ。

それに代わり、人生設計プランに沿った長期的な資産形成の目標を立て、分散投資や積み立て投資など、着実に資産を殖やす方法をアドバイスするようになったら、顧客の反応が変わり、安心してお金を預けるようになって、預かり資産が4倍の速さで増加した。    

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出所:日経新聞の上記の記事


販売手数料によらず、預かり資産の残高に応じたフィーを手数料として受取ることで収益を得るのですが、これは大手証券会社も同様にこのモデルへ転換していますが、結果、収益が落ち込み、預かり資産も目立って伸びていません。コンサルティング営業のための研修やツールの導入などで努力している最中といったところです。

顧客に向き合う姿勢が問われるー組織の大小でない

この日経の記事が全てではないですが。潮目が変わってきているのか、私の予想を超えて進んでいるのかという気がします。

 つまり、図体が大きくてもそれに見合ったパフォーマンスが出せていない。組織の規模が有利に働くとは言えなくなっています。小さくても、よいサービスを提供できれば、結果が返ってくるようになってきている。

個人事業主でも大組織に負けない

インターネットの力

本当に良いものを求める人とそれを提供しようとする人、双方が存在していても互いに相手を見つけることができなかったのが、インターネットの登場でそれが可能になりました。

本気で良いサービスを提供しようとして行動すると、それに応えてそれを求める人が現れる。情報の発信力と受信力が高まった世界では、大きさでなく質がより問われるようになってきています。

良いものを提供できれば小規模でもビジネスになる。広告に莫大な費用を使って集客する必要がなくなった。大きいことが信用の証だったところがありますが、それに甘んじて顧客へのニーズに真摯に応えるより、組織の都合を優先させる一昔前の姿勢がどこか残っているからでしょう。大手に頼らざるを得なかったお客が徐々に離れて行っているのです。

日本では本格的なIFAの成長はこれから

IFAとひとくくりに言っても様々で、その中で顧客に高い価値を提供できる者が多くの資産を集めることができ、成功していくでしょう。利益を生むのは、個人か会社かの違いに因るより、真に価値あるサービスを提供できているか否で分かれる -当たり前のことが当たり前になってきつつあるのだと感じています。

経験とスキルを磨いた人には希望の多い時代がやってきているのです。

では、また明日。

独立金融アドバイザーが業界団体設立 IFAを利用するメリット 中立性 ー 顧客目線でのアドバイスが期待できる 独立系金融アドバイザー(IFA:Independ...