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時事

IFA(独立金融アドバイザリー)が担う役割が拡大していく

金融営業が大きく転換している

年金2000万円不足報告書でIFAがクローズアップ

今日の日経新聞、 IFAが存在感を増しているという記事です。 

www.nikkei.com

この記事、”リセット金融営業”というタイトルがついていて、「顧客本意」の浸透で金融機関が従来型の営業からの転換を迫られて、景色が変わってきていることを伝えています。

”年金2000万円問題”の報告書で資産形成に アドバイザーが重要と書かれてあったこともIFAに注目が集まる追い風になっています。引用します。

 多様な商品・サービスを個々人が自身の力のみで選 ぶことについては、人によって困難が伴うことも想定される。

 この観点から、個々人に的確なアバイスができるアドバイザーの存在 が重要である。現状では、その役割は主として本人に一番身近な金融機関などが担うことが想定されるが、業態ごとの商品・サービスが多様化しているため、単一の業態の金融サービス提供者が全ての商品・サービスを俯瞰した アドバイスを行うことには難しい面がある。

 このため、特に強く求められるのは顧客の最善の利益を追求する立場に立って、顧客のライフステージに応じ、マネープランの策定などの総合的なアドバイスを提供できるアドバイザ ーである。

金融審議会市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」

IFAが期待される理由

この報告書の件で資産運用の必要性を痛感したものの、どう投資の世界に入っていけば良いか不安を抱えている人は少なくないでしょう。

 金融機関の支店では、営業員はノルマを課され、プレッシャーを抱えながらノルマ達成のため、商品を勧めることになります。

 お客としては、本当にこの商品が自分にとって良いのか、売り手側の都合の良いものを勧められているのではないか、疑心暗鬼になってしまうところがあります。

 その点 IFAなら、特定の金融機関と比べて幅広く商品を扱っていて、顧客の立場にたったアドバイスが出来ます。

 支店の窓口では異動により数年で担当者が変わってしまうこともあります。IFAであれば長く付き合っていくことができます。資産形成は長期で取り組むものですから、この点も金融機関の支店より望ましいと言えます。

IFAが増加していく情勢

 若手の営業員の中には、支店での(少なくともこれまでの)営業姿勢、ノルマ達成が優先される状況への嫌気から、独立してIFAになる人もいて、今後こうした人達が本気でより良いサービスを提供して、金融仲介の世界を本来の望ましいものに変えていくのではないかと思います。

 個人で経験とスキルを身につければ、会社に雇われて給与をもらうより稼ぐことが容易になってきています。大きな組織から個人に力がシフトしてきているのは身近でも感じます。個人がネットで発信力を持つことで、それが可能になっています。終身雇用の消滅は避けられない中、稼ぐ力を意識してキャリアを築いていく選択をする人は増えていくはずです。

「顧客本位」はこれからが本番、顧客もリテラシーが必要

留意しておきたいこと

もっとも、金融機関も既存の体質から脱皮しようと試みています。営業員の評価体系を変更し、稼いだ手数料の額から預かり資産の残高に重点を移すなどして、短期的な利益を追わず長期にわたって取引してもらう、そのためにコンサルティング型の営業に舵を切っています。

 また、IFAだからと言って一概に金融機関より信頼が置けるかというと、そうとも言えません。IFAは複数の金融機関と契約して、エージェントとして金融機関の商品を販売し、販売により手数料を得ています。特定の金融機関の商品に偏ることがない分、公平な立場と言えますが、アドバイザーとしての質は、当然ながらIFA個人の経験・知識・姿勢により異なります。 

アドバイスを得るにしても、誰かにすっかり頼ってしまうのでなく、自分でも経済のことお金のことに関心を高めて、自分の大切な資産を育てていく心構えが必要です。

資産形成は国民的課題

今月21日が投票日の参議院選挙。有権者が最も政治に望むのは社会保障問題です。 

老後のための資産形成は国民的な課題に浮上していて、IFAの利用が増えており、こうした動きを受けてIFAの業界団体の設立のための準備が進んでいます。今夏には立ち上がると報道されています。

 IFA自体は随分前からありましたが、欧米のように本来の期待される役割を果たしていくのはこれから。今は創成期と言えるでしょう。ただ急速に普及していく感じがします。 

既存の金融機関も否応なく変革の波に洗われていきます。社会として良い方向に間違いなく向かっているのです。断言しても良いです。いろいろ小さな不都合は出てくるでしょうが消化して進んで行きます。

 これから資産運用を考えようという方に、どのように資産形成を考えていったら良いか、また投資によって資産を殖やすとはどういうことか、といった事について記事をあげて行こうと思います。 

今日はこの辺で。ではまた。