徒然なるままに
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こころ

心に響く事は高い知性への最短コース

最も高い知性はその人の感覚がフルに働いて、通常の限界を超えて広がったときに直観されるもの。

普段の常識的な範囲内で動いている時は、どんなに抜け目なく機敏に頭をはたらかせても、よく気が回るという程度から抜け出すことはできません。

そこでは、何が良いとされているか、とか、何が有利とされているか、とか、何が正解なのかとか、依拠すべき一定の価値基準が前提にされます。そして、その基準に従って、最適解を求めようと頭は働きます。いかに早くその解を見つけ出すか、出せるかが、知性の有る無しとみなされます。何の基準も前提として置かれてない場所では、頭脳は忙しく動くことはできません。こうした知性は、何か依存するものがあって成り立ちます。

しかし、結局それは訓練で身に付けられるもので、そのプロセスは一般に学習と呼ばれるものです。決められた枠組みがあるので、正解と不正解が存在し、学習効果を測定するということが可能になり、また適切な指導法、学力の到達度という言い方が可能になります。

私たちは、そうした知性は日常生活をやりくりしていく上で、また仕事に必要な知識を習得する上で、重要なことだと知っていますが、一方で、それを超えたものがあることを知っています。誰からか教えられたわけでなく、知っています。どうして、知っているのかと問われても、答えようが無いほど、自明のことと了解しています。何にも依存していない知性です。

そうした知性は、私たちは普段はすっかり忘れていることはあっても、思い出すのです。折に触れて、また、何かの出来事がきっかけになったりして。そして、何か自分は大事なことをほったらかしにしていたという感じがしたり、自分が自分本来の中心に置き直されたように感じたりするのです。

それは往々にして、自分を超えたものに触れた時で、まるで何者かが、自分に思い出させるために、日常の切れ目から光を差し入れたかのようです。自分が浄化された感じを覚えます。

今日のタイトル “心に響く事は高い知性への最短コース”とは、自分の心に響くことは、
・そうした日常的な世界を超えた次元に自分をつなげる働きがあり、
・自分を本来歩むべき道に導いてくれる知性を備えている。
という意味を込めたものです。

最も望むもの、一番大切に思うものを心にいだくことは、自分本来の道を見失うことから守ってくれます。自分が歩むべき道(おそらく生まれる前に計画してきた道)を進むことなくして自分に満足し幸せを感じることは無いと思います。経済的にまた世間的地位に恵まれても、どこか足りない虚ろな感じが免れないと思います。どの道が自分本来の道か、外を見ていては誰もそうしたことは分かりません。どんなに学習してもそうした知性は養われないでしょう。でも、もっとも人が望むのは、そういう知性です。

仮に、生計を立てる仕事に結びつかなくても、日々心が澄んだ状態で歩いていくためには、ひとつひとつ大切なことを知り学んでいくこと無くしては、ありえないでしょう。学習による知識は限定的でしばしば陳腐化するものですが、こうした知性は無限定で進むにつれて明るさを増し、自分の根幹を支えてくれるものです。自分の心に響くこと-それは人それぞれですが-を大切に守り、捧げる気持ちで思いを凝らすこと、そこには、絶えず新しい発見があり、その次の発見へといざなわれる道筋であるのです。

心の声に耳を澄ますことを忘れないで。

では、また明日。